「カラ〜ン！」

１７番ホールでのウイニングパットが　カップに沈んだ瞬間、

２−１（１ホールを残し２UPで勝つ）で　勝利が確定しました。

お互いの健闘を称えて、固い握手を交わした後

最後のホールはプレイせずにクラブハウスに戻りました。

ちょうどこの日は　研修会をやっていたので、

「皆さん、お待ちなので、着替えずにそのままコンペルームへ」と言われて、

コンペルームに入ると、二人を温かい拍手が迎えてくれました。

研修会のメンバーの前で　優勝カップを支配人から手渡された時、

「やった〜やっと、クラチャンだぁ〜」

という実感が初めて湧いてきて、とても感動しました。

クラチャン＝クラブチャンピオン＝クラブチャンピオンシップウイナー＝クラブ選手権優勝

これは、ゴルフを始めた時からの夢でした。

朽木で初めてもらったハンディが２９の頃に、将来はクラチャンになりたいと夢を語ると

「そんな大それた夢は、みないことだね。」と笑われたこともありました。

あれから２０数年、ついにその夢が実現したのです。

数年前に新調した爺のミッキーマウスのキャディバックには、偶然にも

「If you can dream it,You can do it.」
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　と、書かれていました。

クラチャンになって行われた先日の開場記念杯では、研修会の副会長に

「ここのクラチャンやからビジターの人にグロスで負けたらあきませんよ」とか言われたり

同じ組に入ってこられた人に対して

「いいな〜クラチャンと一緒にラウンド出来て・・・」という人が居たり

表彰式で賞品を受け取る時には、支配人から、

「今年のクラチャンです。」と一言、添えられたりとかすると、

嬉しいような、気恥ずかしいような感じがします。

でも、今年１年はそういう目で見られるのだなあと、身が引きしまる思いです。

しかし、先日、有頂天で参加した京都府総体市町村対抗ゴルフ大会では、

ドライバーが曲がり、セカンドも乗らず、アプローチも寄らず、パットも入らずで

７０台前半の成績の人ががゴロゴロいた６人の京都市代表選手の中では８７で最下位でした。

「まだまだ、練習が足りない・・・」と、「井の中の蛙」のような惨めな気持ちですごすごと帰りました。

「位は人を創る」と言います。　クラチャンという名前に恥じないように

今の技量に甘んじることなく、心も体も「鍛錬」を重ね、

さらに上を目指していきたいと思っています。

皆様のご同伴・ご声援を　切にお願いする次第です。　　　　　　　　　　　完

長らくのご愛読、まことにありがとうございました。
２０１５，１１，１３　宮本時夫